今回は、有名な女性芸術家、カミーユ・クローデルについて詳しく紹介しますね。
女性彫刻家カミーユ・クローデル(フランス:1864-1943)は、19世紀彫刻史のなかでもひときわ異彩を放つ作家の一人です。
それは、フランス近代彫刻の巨匠オーギュスト・ロダンの弟子であり、愛人であるという波乱に満ちた生涯が人々の心を魅了するのに加え、彼女の作品そのものが物語性や演劇性に満ちた高い完成度を示しているからでもあります。
カミーユ・クローデルの作品には、動的なポーズや激しいエネルギー、肉感的な肉付けといった点でロダンとの影響関係が見られる一方、文学的な主題や物語的、自伝的要素など彼女独自の幅広い主題のバリエーションが見られるのが特徴です。
カミーユ・クローデルはどのような人生を送ったのでしょうか?
カミーユ・クローデルは、彫刻家ロダンの弟子、助手、愛人だった女性彫刻家。
詩人で劇作家、外交官で日本大使もしたポール・クローデルの姉もあります。
名声を獲得しながらも、巨匠ロダンの影響力から脱却しよう、超えようとするうちロダンとの愛に破局を迎え、精神に参りその死まで30年間も精神病の療養所にいたと言われています。
故郷に帰りたいと願っても家族に拒否された果ての死。お墓も残っていないのです。
こうした彼女の波乱に満ちた人生は確かに多くの人々の共感と涙を誘うものです。
カミーユの作品は、みずみずしい感性と鋭い観察力を元にした彼女の溢れんばかりの才能や個性的であろうとしたその姿勢が特徴です。
そして何より激しい力をはらんだ動的なポーズと肉感的で輝くばかりの作品の肉付け。
物語性や演劇性を帯びた独自の世界で一方で愛の安らぎを願う親密な世界を表現しているのです。
もちろん、師のアルフレッド・ブーシェやロダンがいなかったら彫刻家カミーユ・クローデルは形成されなかったと思うのですが、彼女は非常な才能と個性の塊として19世紀彫刻の中で異彩を放っているのです。